大阪体育大学も後期が始まりました!
でも前回酒見くんが言っていたとおり、最初の授業がいきなり台風で休講になるなど、
ちょっと波乱のスタート・・・
そして、私も学期が始まってすぐ、アメリカのアリゾナ州、
フェニックスで行われたAASP(Association for Applied Sport Psychology: 応用スポーツ心理学会)
の学会大会に参加してきました!
この大会は前回はインディアナ州で行われており、昨年、ブログにも書かせてもらいました。
今年はポスターの発表と、あとはとにかくいろんな情報収集をすることを目標に挑みました!

今回のポスター発表の共著者の、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校のDr. Mark Ottenです。かなりの切れ者・・・!
今回のポスター発表で発表した研究は苦節5年の成果です ^^;
同時に論文の投稿にも試みていて、2016年春にやっと受理され、掲載されました!
(論文の情報はこちら ⇒ Journal of Sports Sciences )
スポーツにおける自信の測定方法として作成されたスポーツ・コンフィデンス尺度 (Sport-Confidence Inventory) が、
アスリート、それからアスリートじゃない人たちの自信を測るの に信用できる尺度かどうかを検証した研究です。
自信はスポーツの初心者の、そしてもちろんアスリートのトレーニングやパフォーマンスに影響を与える
重要な要因と言われています。尺度は15項目で比較的短く、現場でも使いやすいかなあ、と思います。
論文の内容や尺度に興味がある方は、ご連絡ください☆
さて、AASPは、いろいろと変化のときを迎えていて、
今回は総会で認定スポーツ心理学コンサルタントの新資格認定プロセスへの移行が承認されました。
大きくまとめると、学会はNCCA(National Commission for Certifying Agencies) という
資格の認定を行う組織にプロセスを委託し、
CSCS(Certified Strength & Conditioning Specialist: 認定ストレングス & コンディショニングコーチ.
全世界で3万人以上が取得している資格で日本でも取得できます)のような現場で認められる資格を目指すようです。
アメリカにも、しっかりとした学術的な背景を持たず、
トレーニングを受けていない、なんちゃってメンタルトレーナーの人もたくさんいます。
そういう人たちと区別し、スポーツの現場に私たちを知ってもらって、
質が保証されたサービスをコンスタントに提供できるようにするための取り組みです。
日本でこれと同じように、というのは難しいと思います。
でも、どうすればもっと私たちのようなスポーツ心理学の専門家を知ってもらえるかは考えて、
何かしていかないとな、と改めて思いました!
また大学院時代の友達とも、久しぶりに会って近況を報告しあい、懐かしいアメリカグルメももちろん楽しみました。
気がついたら、来週は学期も5週目です。
アメリカで元気も充電してきたし、
寒くなってきて体調も崩しがちですが、引き続き頑張って参ります!