久しぶりの更新です!以前知り合いの先生に「更新するする詐欺」と言われたのですが、
まさにそれだ・・・ ^^;
・・・できる範囲で、ゆるくやっていきたいと思います。
さて、大阪体育大学の後期の授業も始まり、後期の一大イベント
「 ミシガン州立大学里帰り& 国際応用スポーツ心理学会」に行ってきました!
まずは母校であるミシガン州立大学(Michigan State University: MSU)への里帰り報告から!
里帰りでは、恩師であるDr. Deborah FeltzとDr. John Schaubroeckには
挨拶と共同研究についての打ち合わせをしてきました!
やはり、まだまだ第1線で研究をバリバリしているこの先生方に会うと、
本当にちゃんと研究もしないと、と思います。
自分が研究していないと、まったく学生も指導できないし、
また論文も書いていないと、社会への貢献にならないまま、自己満足で終わっちゃうな、と・・・
気持ちを改めています!・・・とりあえず今は早く査読中の修正原稿を送ります(笑)!
あと、今回は順天堂大学の時の院生の澁澤くんのミラクルな働き(笑)で、
MSUの男子バスケ部の練習を見させてもらいました!!
普段は、完全に他をシャットダウンしているMSU男子バスケ部。
もちろん在学時代も練習を見るなんてことはありませんでした。
今回見て、印象的だったのは、練習で感じるエナジーです。
動きのスピードが早くて、
ずっと選手、コーチから何かしらの声が聞こえていて、
練習がすごいインテンシティーで行われるなー、と・・・
もちろん公開練習だった、というのも影響はしていると思うのですが、
興味深かったです。
また、ヘッドコーチ(Tom Izzo)が今年の夏はフリースローを集中的に練習した、と話していました。
前シーズンのフリースローのオーバータイムでの成功率が、
オーバータイム以外のゲーム時の63%から、58%に落ちていたそうです。
この辺りのスタッツは、心理学的に見てみると面白いだろうなー、と思いました。
(もしかしたら、論文があるかもしれないのですが・・・少し調べたところではなかったです。
もしどなたかご存知でしたら教えて下さい)
また、同時にこれはスポーツ心理学が助けられる部分でもあるかもしれません。
これぐらいの高い競技レベルの選手になると、
自身の心理面のマネジメント方法をある程度確立していて、ここまで来ているはずなのですが、
向上できるところは少しでもあるはずです。
例えば、心理面をシステマティックにトレーニングすることで、
もう1つ、2つフリースローを入れる、ということをアシストすることはできると考えています。
(これは、今回の学会でクリーブランド・キャバリアーズのスポーツ心理学コンサルタントである
Dr. Jack Lesykも話していて、すごくそうそう、と思っていました・・・)。
接戦では1つ、2つのフリースローの成功が試合を決める時もあります。
メンタルトレーニングは、まだまだ「メンタルが弱い選手がするもの」と考えられがちですが、
自身の体をコンディションするのと同じように、いろんなレベルのチームで使ってもらえるように、
正しい知識を広めていくのに微力ですが貢献したいなーと思います!
まずは目の前の学生、チーム、選手にしっかり伝えたいです。
と、ちょっと話が逸れましたが(笑)、とにかく3年半振りの母校はとても刺激的でした!
本当に、関わった全ての人たちと機会に感謝です!!
次回は、国際応用スポーツ心理学会(Association for Applied Sport Psychology: AASP)報告記をお送りしますー!
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