さて、前回ご紹介したクリーブランド・キャバリアーズ、
アシスタント・アスレチックトレーナー/パフォーマンス・サイエンティストの中山佑介さん の
講演に行ってきました!
佑介さんは、ミシガン州立大学で博士過程にいたときの同志ではありますが、
これまでの歩み、それから今のキャバリアーズでの役割などを詳しく聞いたことはありませんでした。
改めて聞くと、彼の意志の強さと、バスケットボール、スポーツへの想い、
そして、家族を含む周りの人々への感謝の気持ちを感じました。
講演で、アメリカのプロバスケットボールチームのチーム編成や体制を聞きながら、
改めて思ったのは、佑介さんはすごいところで働いてる!ということです。
(本人にも言いました 笑)
このようなシステマティックなチーム管理を、そのまま日本のシステムに組み込むのは、
現状で難しいとは思うのですが、いろいろと学べることがあるように思います。
今、NBAのチームでは、どんどん研究者をスタッフに組み入れて、
チーム体制を作ることがトレンドになってきているらしいです。
(まだ研究を取り入れることに関しては、いろいろと課題はあるそうですが・・。)
これからのスポーツの発展のために私も研究者と実践者のはしくれとして、研究をいかに現場の人に伝えて、
それを使ってもらうかをこれからも意識して活動しなきゃ、と改めて感じました。
実は、講演は「慣習(Habit)」を破るのは難しい、というところから始まったのですが、
これは、私も自身の教育、研究、スポーツの現場で感じます。
何か意味を持って定着した慣習でも、やがて悪影響を及ぼすこともあります。
また、当たり前のように受けいれてきた慣習ははすごく落ち着くけど、
それ以上の成長が望めない、ということも。
それに気づいたとき、その慣習を破ることができるか、
新しいことにチャレンジできるかどうかが重要なんだろうなー、
自分は、今それができているのかな、と佑介さんのお話を聞きながら、考えていました。
佑介さんも言われていたとおり、佑介さんの様にやれば、必ずNBAで働ける訳ではありません。
しかしやっぱり努力とチャレンジする気持ちがなければ、きっと望むものを得ることは難しいんだろうと思います。
とにかく、またいろいろ話を聞いてみたいなー。
本当に貴重なお話をありがとうございました!
感謝!!
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